ニューヨークで2人の男性と付き合ってます…。~心理カウンセラーからのアドバイス~
2014年09月25日
2人の男性と付き合ってます…。
こんにちは、初めまして。Bと申します。私は今2人の男性と付き合っています。 すごく結婚したいのに彼氏がいなかったので、 出会えた彼氏に最初はすごく感謝していましたが、 その後別の男性が急接近して受け入れてしまいました。 よく雑誌とかで「彼氏の居る子の方がモテる」 って書いてありますが、その状態なんでしょうか。 良く分かりません。最初の方は罪悪感があったりしたのですが、 そのうち、“ここはニューヨークだし、 色んな人と付き合って最終的に答えを出してもいいのかも” と開き直るようになりました。スケジュール的に難しいものの、 まだバレずにどちらとも付き合っています。困った事に、 どちらを本気で好きなのか分かりません。 どちらもタイプが違って、それぞれに良いところがあるんです。 ちなみに、一人は飲み会で会った日本人で、 もう一人はインターネットで出会ったアメリカ人です。
相談したいのは、私の心の中で起き始めた変化です。1つは、自分が浮気しているのにも関わらず、相手に彼氏以上のコミットメントして欲しくなってきました。はっきり言うと、結婚を前提としたお付き合いであることを確約して欲しいのです。だったらどちらかに絞るべき、というのは分かるのですが、我侭ですが、だからこそどちらも捨てたくないんです。一人に決めようと思っても決められません。友達からは「どちらも好きじゃないんだよ」と言われますが、本当にそうなのでしょうか。何より一番嫌なのが、この二股状態を続けてる事実です。
どんな風にしてどちらを選んだら良いのか分かりません。2人の男性で迷った場合の、男性を選ぶ方法や心持ちなどありましたら教えてください。
|
大きな不安感は誰でも一度は通るイバラ道。
二人の男性とお付き合いが始まり、どちらか決められない。。。どちらも素敵で、どちらか一人を選ぶのはとても難しい。。。ここで決められないと迷うBさんの気持ちの裏側にあるものに注目したいと思います。
彼女の二人の男性とお付き合いを続けている気持ちに注目してみると、コミットメントをする事に対しての彼女の心の迷い、恐怖感など、彼女の心の大きな揺らぎが心理カウンセラーの私には大きく見えてきます。
Bさんは自分で二人の男性とお付き合いをする事に関して罪悪感そして嫌悪感を感じています。彼女の心の中で倫理的に考える自分と何か大きなものに動かされる様に二人の男性とお付き合いを続けたいと思う自分の葛藤が聞こえてきます。彼女の気持ちを理解するにあたって、倫理的な目線は今ひとまずさておいて、一人の男性を選ぶよりも二人の男性と恋愛関係を持つ事のメリットについて心理的な視野から考えてみました。二人の男性とお付き合いを同時に持てば、一つの恋愛関係からくる止めどなく大きな不安感を軽減できるという事です。
結婚を前提にお付き合いをすると言うことは一つの恋愛関係に身も心も一生投資するということです。が、そのときに必ずついて回る自分自身の心の中の不安感、恐怖感『彼は私の事を私が思うぐらい愛しているだろうか?私と本当に一生人生を歩んでくれるだろうか?彼に浮気心ができて、私から去って行ったら私はどうすれば良いのだろうか?』と向きあうのは、恋愛関係が短ければ短い程、彼の事を好きならば好きなだけ心底辛いものです。そしてこの不安感は恋に落ちた誰もが経験する、恋愛上で起こる全く自然な気持ちです。二人と恋愛関係を持てばこの何とも表現できない不安感に拷問を受けなくても良い、面と向かって向き合わなくてすむことになります。
Bさんは結婚についてどちらの彼にも確約して欲しくなったとありましたが、これは彼女の安心を求める焦る様な気持ち、または気持ちの確認を欲している状態が表れていると思います。結婚を誓っても、結婚が続くのかどうかはお互いのお互いに対する愛情、理解、そして結婚を続けて行きたいと思う気持ちからくる日々の努力が鍵になります。Bさんもこの結婚の鍵となるものをおそらく理解していると思います。ただ、彼女の焦る様な気持ち、不安感が結婚を確約して欲しくなる気持ちを大きく押しているのだと思います。彼女の早く恋愛関係において安心したいと願っている気持ちが大きく感じられます。
もうしばらくの間二人の男性とお付き合いをして、相手がどんなパートナーなのか、色々な二人の間で起こる出来事を通して知ることも一つの選択肢だと思います。出来事に関する彼の出方、反応、コミュニケーションの取り方から、彼がどんなパートナーなのか、そして信頼できる人間なのか少しずつ見えてくると思います。二人の間に何かが起こった時に、コミュニケーションを取ろうとする努力をしてくれるかどうか?自分の欠点を受け入れてくれるかどうか?そんな中からどちらが自分の本命になるのか自然にはっきりと見えてくると思います。結婚の確約をして欲しいと思う自分の心の中の安心感を求めているやるせない切ない気持ち、そして大きな不安感は誰でも一度は通るイバラ道。近しい友達や周りの人たちにその気持ちを共有してもらったり、支えてもらったりしながら、この不安感を感じているのは自分だけではないと意識的に思いながら恋愛関係を進める事をお勧めします!
|
宮本ボーグ麗(はるな)先生
ニューヨーク州認定心理カウンセラー/サイコセラピスト。石川県出身。ニューヨーク大学ソーシャルワーク・スクール修士課程修了。2006年に開業。地域社会や団体における対立などを解決するCommunity Consulting Group(www.ccgny.org)にも所属。
オフィス: 1133 Broadway Suite920, New York, NY 10010
|
|
他カテゴリの新着情報