自分は愛されるLovableな女性であると信じる。
Dさんのお悩み相談には彼が彼女と正式に認めてくれなくて悩んでいるとありましたが、これは本当に精神的に苦しいですね。特にDさんの心の中ではもう曖昧な気持ちでお付き合いをするつもりはないという、しっかりした恋愛に対する愛情と姿勢があることを考えると、早く彼にも恋愛関係に対する気持ちを言葉で表して欲しいと思うことは全く自然な心の流れです。この彼氏、彼女になるかどうか決めることに時間をかけることに何か焦りの様な感覚を覚えたり、不理解を感じるのはDさんが思っている様にやはりアメリカと日本の恋愛関係においての文化的な違いを濃く表していると思います。
アメリカ人男性と女性どちらに聞いても、大抵彼氏彼女の関係にコミットメントをすることに時間を費やす(ほぼ1か月から2か月ほどの)事は、自分とパートナーになる両者にとって大切なステップだと言います。この決めかけているある意味グレーゾーンの間に、自己アピールを通して相手に自分のことを知ってもらいたいし、相手のことも知りたい。自分の彼女になってもらいたい人に、自分の意思が強く、揺るぎないものであること、衝動的な理由でないことをアピールしたい。自分は恋愛関係を無理やり押し付つけるタイプの様な男性でないことを見せたい、証明したいなど色々な理由があります。
そして日本で通常とされている彼氏彼女関係へとつながって行く時間のかけ方(長くても1か月ぐらい)を分析してみれば、彼氏彼女の仲を周りの人たちに宣言しないことは、軽い気持ちでつきあっている、または遊びで付き合っていると思われて、自分が抱いている相手への誠意、姿勢が伝わらない。この両者の意見を聞いてみると、どちらが良いやり方、悪いやり方とは本当に決められないですよね。そこでDさんの場合、私は押せば引く、引けば押す(リバースサイコロジーと一般的には言われています。)のイメージを心にとめて彼との関係を進めてみてはと思います。この心理は人間だれもが持っている特徴を説明しているもので、ここで押したい気持ちをぐっとこらえて引くことも彼との会話に取り入れてみればと思いました。 自分の気持ちとしては、彼にみんなの前で「僕の彼女」として紹介して欲しい。それは彼にも自分と同じぐらい気持があるかどうか、「彼女」という言葉で示して欲しいからですよね。でもここで彼の気持ちに注目をしてみて、「私も時間をかけて決めれば良いと思ってる。」と意思表示をしてみる。そうすることによって、自然に彼の心の中で、Dさんのことを考えたい、考えなきゃと思う気持ちが増えていきます。それとまた彼へのプレッシャーも自然に取りのぞかれるでしょう。
ただここで、注意しなければいけない大切なポイントが何点かあります。押せば引くという人間の心理的特徴に注目したリバースサイコロジーの心理ですが、相手の心を操作する目的でやらないことです。操作感覚で押したり引いたりの駆け引きを続ければ、デリケートな恋愛関係にイライラや必要のない疑問をもたらし、逆に恋愛関係にひびが入り、彼を遠ざけてしまうことになります。ここで、押せば引くの引用をしたのは、押し続けていれば相手にプレッシャーばかり与えてしまって逆効果になってしまい、引いてみるという事の利点もあるという意味合いで用いました。 そして本当に大切なことは、恋愛関係のやりとりではなくて、彼と自分の間にしっかりとした繋がり、目には見えない手ごたえのようなものを感じるかどうかです。この目に見えない繋がりを感じていれば、おそらく自分と彼との恋愛関係は確かなもの、確かな形に自然となっていくと私は思います。
この彼氏彼女未満のグレーゾーンを乗り切ることは、両者にとってドキドキの連続で、悪いほうに考えたり、落ち込んだりすることはまったく自然な心の動きです。そこで連絡がない時は、自分を大切にする時間だと思ってはどうですか?彼氏彼女の仲になれば、デートする時間がもっともっと頻繁になり、必然的に自分の時間が減っていきます。今自分が会いたい友達とあったり、観たい映画、コンサートに行ったり、自由で有意義な時間を自分に作ってあげてみては。彼があなたを本当に好きで、愛しているのであれば、恋愛関係は自然に自分と彼の間に形になることを信じていること。もし彼が心からあなたを好きでないのであれば、それは真の愛の形、恋愛関係にはなりません。でも自分は人から、男性から愛される女性(lovable)で好きな男性を探してさえいれば、その人がいつかあなたの前に現れることを信じていることです。Dさんはとっても愛されるLovableな女性であると私は思います!
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