NYC公立校で生成AI利用を一時停止へ|子どもの学びとAIのこれから
2026.09.18 USAニュース
📍 NYC、学校での生成AI利用に大きな転換

ニューヨーク市のゾーラン・マムダニ市長とカマー・サミュエルズ教育長は9月2日、公立学校における生徒向け生成AIの利用を一時停止する新方針を発表しました。2026〜27年度から導入され、約60万人、つまり市の公立学校生徒の約3分の2が影響を受ける見込みです。
📌 小中学生は「AIを使わない」1年間へ
対象となるのは2-Kから8年生まで。この期間、生徒が直接利用する生成AIソフトウェアは禁止され、AIを使ったコンパニオン型チャットボットも全学年で禁止されます。市はこの1年間を、AIが子どもの学習や成長に与える影響を検証する期間と位置づけています。
背景にあるのは、AIの利便性だけでなく、教師との人間的なつながりや、自分で考え、試行錯誤する時間を守るという考え方。マムダニ市長は、教育において「より多くのテクノロジー=より良い教育」とは限らないとの姿勢を示しています。
🖼️ 高校では「禁止」より「正しく学ぶ」
一方、高校生については全面禁止ではありません。全高校生を対象に、年2回のAIリテラシー授業を実施。AIとは何か、バイアスやリスク、倫理、将来の仕事への影響などを学び、AIの回答をそのまま信頼するのではなく、批判的に考える力を養います。
さらに、最大5万人の高校生を対象に、5つの限定的なAIパイロットプログラムも実施。すべて訓練を受けた教師の監督下で行われ、安全性やデータプライバシーなどを審査したツールに限定されます。
⏱️ スクリーンタイムにも新ルール
今回の政策はAIだけではありません。学年に応じて1対1のスクリーン利用にも目安を設定し、3〜5年生は1日30分、6〜8年生は1日45分を推奨上限とします。さらに、NYC公立学校で使用されるテクノロジーは、学習に本当に必要かどうかを含め、より厳格に審査されることになります。
障害のある生徒への支援技術、英語を学ぶ生徒、コンピューターサイエンスなどのキャリア教育については例外が設けられます。また、教師が授業準備や業務のためにAIを利用することは、安全基準を満たす限り認められます。
💡 NYで暮らす私たちにも関係する「これからの生き方」
今回のNYCの新方針で印象的なのは、AIそのものを否定するのではなく、「人にしかできない学びや関わりを、どう守っていくか」という視点です。
これは、私たち大人の暮らしにも通じるところがあります。仕事ではAIに任せられることが増え、情報収集も以前よりずっと簡単になりました。でも、人生の大きな決断まで、すべてを効率だけで選べるわけではありません。
だからこそ、パートナー探しでも「条件が合うか」だけを見るのではなく、NYでの今の生活を大切にしながら、これからの人生を一緒につくっていける相手かという視点を持つことが大切なのかもしれません。
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元記事リンク:https://www.nyc.gov/mayors-office/news/2026/09/mayor-mamdani-and-chancellor-samuels-put-students-first-with-nat





