日本で大人気のドーナツ屋、I’m Donutが遂にNYにオープン!
2025.07.09 グルメ&レシピ

I’m donut?――日本で人気のドーナツ店が、2024年4月22日にニューヨーク・タイムズスクエアにオープン
その名の通り、「I’m donut?(私はドーナツ?)」は、普通のドーナツショップとは一味違います。
このお店のコンセプトは「生ドーナツ」。とはいえ、すべての商品は通常のドーナツと同じように完全に火が通っています。「新しくて不思議な食感に、これをドーナツと呼んでよいのか悩んだくらいです」と、I’m donut? のシェフでありオーナーの平子良太(ひらこ・りょうた)さんは語ります。
「子どもの頃、ドーナツは大好きなおやつでした。それをもっと特別なものにしたいと思ったんです。試行錯誤を重ねた末にこの生地にたどり着いて、『これはすごいものを作ってしまった』と感じました。今はそれを世界に広める使命を感じています」と、目を輝かせながら笑顔で話してくれました。
2022年、彼は東京のトレンドエリア・中目黒に1号店をオープン。現在では、東京に4店舗、福岡に1店舗を展開しており、どの店舗も長蛇の列ができるほどの人気です。
では、普通のドーナツと何が違うのでしょうか?
その最大の特徴は、驚くほどふんわりした食感。ブリオッシュをベースにしたしっとりした生地は、口の中であっという間にとろけて、まるで炭酸のように消えていく儚さがあります。
独特の食感はどうやって生まれるのか?
「秘密なんて、そんなにないですよ。ポイントは“かぼちゃ”なんです」と平子さん。
通常、卵で生地を作ると、加熱によってタンパク質が固まりやすくなります。しかし、かぼちゃには生地をふわふわのまま、適度な水分を保ったまま仕上げる不思議な性質があるのだそうです。
でも、それだけではありません。彼がこだわるのは、無数のディテールです。たとえば、粉の水分量を毎日測ること。天候によって粉の状態が変わるため、それに合わせて調整する必要があるのです。さらに、生地を低温で長時間熟成させること、そして揚げる温度も完璧に設定されています。
最終的に、この味と食感を支える「本当の秘密」は、平子さんの職人技と、理想を追い求める執念にあると言えるでしょう。
「まるでジブリのような、想像力をかき立てる小さな世界を」
I’m donut? のドーナツは毎日店舗で手作りされます。ニューヨーク店では15種類のフレーバーを提供しており、そのうち9種はタイムズスクエア限定の新作です。
日本で人気の定番フレーバーには、チョコレート、抹茶、カスタードなどがあり、ニューヨーク限定のフレーバーには、キャラメルエスプレッソクリーム、ヴィーガン ピスタチオホワイトチョコレート、そして純米酒のジュレとシャンティクリーム入りの酒クリームなどがあります。さらに、NY BLTやチキン生姜照り焼きなどの食事系ドーナツも揃います。
ドリンクメニューにも注目。手立ての抹茶ラテや、焙煎したほうじ茶は、まるでサードウェーブ系の高品質なコーヒーのような味わいです。
「小さな世界を作ることが、僕の喜び」
I’m donut? 以外にも、平子さんはカフェやベーカリー、ドライフラワーショップなど複数のブランドを日本で成功させています。インテリアからユニフォームに至るまで、すべてのコンセプトに深く関わっています。
「僕は、ドーナツやパン、そして心をくすぐるいろんなものを作っています。その根底にあるのは、人の想像力を刺激するような小さな世界を作りたいという思いです。ほんの少しでも、日常にワクワクや楽しさを届けたいんです」
「最初のビジネスは、アパートの3階にある小さなパスタ屋さんでした。ドアは半分開けておいて、お客さんが来たときに中から音楽が聞こえるようにしていたんです。中に入ると、アンティークの家具が並んだ居心地の良い空間が広がっていて――その瞬間、お客さんはこれから始まる楽しい時間にワクワクしてくれるんです。僕のお店に来る人にも、そんなジブリ映画のような安心感のある小さな世界を見つけてもらいたい」
そんな平子さんの“世界観”は、きっと世界中で共感されると信じています。すでに台湾や韓国など、I’m donut? の海外展開も進行中です。
こちらの記事は「Forbes 」の公式サイトから引用しています。詳細は以下のリンクをご覧ください。





