【ニューヨークの友達と話が合わない】〜心理カウンセラーからのアドバイス〜 2013.07.23 NYデート事情 【ニューヨークの友達と話が合わない】 こんにちは。初めて相談させていただきます。私はニューヨークに来て既に数年経ちます。 ご相談したい悩みは、自分が最近ハングアウトしている 日本人の友達と合わないことです。日本では、女の子同士がいつも一緒に行動したり、つまらないブランドとかコスメの話などを延々と話していたり、何か奇抜な 事を言うと敬遠されたりするのが合わなくて、アメリカにやってきました。でも、今のニューヨークの日本人のコミュニティーは昔居た日本のコミュニティーの繰り返しのよ うで非常に息苦しく感じています。 私の友達たちも、自由奔放で好きなことを言いたい放題言ったりやったりする私を変な人のように見ますし、一緒に居るのも嫌なようです。自由に出来ない日本が嫌で逃げて来たアメリカなのに、やはり日本人のコミュニティでまた息苦しさを感じて苦しい です。私も私の 事を嫌いな人と一緒にいるのは嫌です、だったらそのグループから離れるのが良い…と思われるかもしれませんが、やはり日本人コミュニティーは小さいです。こちらで育ったわけでもないので、アメリカ人の輪に完全に溶け込むのも無理です。ひとりぼっちになるのも嫌です。 こんな私は今後どのような心の持ちでニューヨーク生活をしたら良いかアド バイスお願いします。悩みの内容が分かりづらくて、すみません。 自分自身に対して自由の許可証をだしてあげて下さい。 この悩みを聞いて、一番初めに思いついたのは自分自信に対して自由でいる事、ある事の許可証をだしてあげる事です。 ここで一つ私からの質問ですが、それでは共通する趣味や流行ものが無くても、その人を人間的なレベルという部分で好きでいられて、その人と人間関係をもっと長く深く続けていきたいかどうか? もしその答えが『NO! 嫌がられているし、私も息苦しさを感じていて苦しいだけ!』という事であれば、また自分自身にその人から離れていく許可証をだしてあげて下さい。 もし、あなたの答えが『NO!』という答えでなければ、その息苦しく感じる話題がどれだけの重量(気持ち上の重みの様な物)を心の中で占めているか考えてみて下さい。そこまで重く感じないのであれば、その友達と人間関係を続けて行く事も選択肢の一つだと思います。でもその友達といる時に、自分自身で意識的に『私は私のままで良いんだ。自由な私で良いんだ。』という事を念頭に置いておく事。自分自身の中に、自由があれば自分の周りで行われるブランドもの、化粧品の様な流行ものに関する会話も重みを無くし、軽く流せる様になるかもしれません。 10代、20代の間は、『ピアープレッシャー』と呼ばれる、周りにいるグループ、環境に溶け込まなくてはならないとまで言える、目に見えない圧力の様なものを多かれ少なかれ感じる年頃です。 日本では、女の子友達との間で、今回の例では化粧品やブランドものに関する会話が重く息苦しく感じられたとありました。日本人の同じ年代の女の子の間でそれらが流行っていたとしても、ブランド物や化粧品に興味が無い女の子も沢山いると思います。ニューヨークで、もっと色んなタイプの日本人の友達を作ってみるという事も、選択肢の一つです。 私の心理カウンセラーとしての観察からですが、30代、40代の人間関係は、一人一人が時間をかけてそのプレッシャーから抜け出し、自分自信のアイデンティティをゆっくりと構築していく時期だと思います。 たっぷりと沢山の人間関係を通して、自分がどういう人たちといると幸せに感じるのか、ゆっくり見つけて下さい。 宮本ボーグ麗(はるな)先生 ニューヨーク州認定心理カウンセラー/サイコセラピスト。石川県出身。ニューヨーク大学ソーシャルワーク・スクール修士課程修了。2006年に開業。地域社会や団体における対立などを解決するCommunity Consulting Group(www.ccgny.org)にも所属。 宮本ボーグ 麗、LCSW http://lcswharuna.com/ http://lcswharuna.com/index-j.php Email; hmiyamotoborg@gmail.com オフィス: 1133 Broadway Suite920, New York, NY 10010